何年か前に、銀座で開催されたライブイベントに出演したときのこと。
ちょうどその日はボクのBirthdayでもあり、
「こんな日にイベントかあ。。。」
「こんな日も女性じゃなく、Aくんと一緒かあ・・・」
とちょっとテンション下がってました。笑))
ボクはあまり人に誕生日を祝ってもらうのが苦手なので、知っている人は少ないのですが、そのイベントが終了したとき、Aくんが駆け寄ってきました。
Aくん
「YORIYASUさん!すぐそこにディーゼルがあって、YORIYASUさんに合いそうな腕時計あるんで見に行きませんか!?」
ボク
「え?あ、うん。。。あ、でもあんまり興味ないからいいわ。。」
(ボクは、アクセサリーとか身に付けるのが、あまり好きではないので、
一切付けてないし、Aくんも知ってるはずやねんけど。。。汗))
Aくん
「いいから!いいから!絶対!気に入ると思うんです!!行きましょう!」
ボク
「そ・・そう?」
ということで強引に連れて行かれる・・・・
しかし!!
そのときボクは気付いてしまったんですっ!!!
こ・・・こいつ、そういやオレの誕生日知っているはず・・・
プ・・・・
プレゼントするつもりなんや。。。。
そう、ディーゼルは人気だし、価格帯も手が出せない値段ではない。。
しかもボクが自分で腕時計を買うことなんてあり得ない、そこでAくんが強引にボクを連れて行こうとしてる。
・・・・ああ、、
いろいろケンカしたり、なんだかんだあるけど、
やっぱり最高の友や!
よ~し、プレゼントされたら、その腕時計に関しては、
ずっとつけよう!!!
ボクが一大決心をした瞬間、少し涙が出そうになりました。。
そしてAくんといざお店の中へ!
店員
「いらっしゃいませ!なにかお探しですか?」
Aくん
「この時計と・・・あとこのシルバーの時計見せてもらえませんか?」
どんどん話を進めて行ってくれるAくん。。。
おいおい。。。
でもボクの好みとかの意見は挟ませてもらわれへんねや。。。
でもエエ!
でもエエで!Aくん!!!
オレはそんな気持ちが嬉しいっっ!!!!
Aくんが決めた腕時計やったら、ずっとつけるよ!!
Aくんっ!!!!
店員
「じゃあこちらがよろしいですね!」
Aくん
「ハイ!」
Aくん
「YORIYASUさん!これちょっと着けてみてください!」
ボク
「ウンッ!」
Aくん
「ヤッパリ!!ヤッパリ似合う!!!」
ボク
「ありがとう!!オレもこれすごく良いと思う!!」
Aくん
「じゃあこれにしましょう!!」
ボク
「うんっ!!」
店員
「じゃあお会計で♪」
ボク、ニコニコ♪
Aくん、ニコニコ♪
店員
「あ・・・あの・・・・カードか現金で・・・・」
Aくん
「YORIYASUさん、なにやってんすか?カードは?」
ボク
・・・・・・・・・・・・?!
ボク
「え・・・えええ!?
Aくんが買ってくれるんとちゃうの??」
Aくん
「なんで僕が買わないといけないんすか?」
ボク
「え・・・プレゼントじゃ・・・」
Aくん
「・・・なんで?」
お前はディーゼルの手先かーーーーっ!!!!
Aくんが、なぜかボクに好きでもない腕時計を買わそうとした瞬間でした。